これらの研究項目は、サンゴ礁のタイプ、人為ストレスや漁獲圧の強弱、居住史や地球温暖化に対する脆弱性など、本領域で扱う重要なストレスの組み合わせに基づいて選定された共通のサイトと実験施設において共同で現地調査・実験を行います。
これらの結果をまとめることによって、一般的な応答モデルを得ることができ、また、共通のサイトで研究を行うことによって、相互の連携はきわめて密になります。
本領域研究によって、サンゴ礁 ―人共生・共存系の維持メカニズムと、それに基づいて具体的な保全・制御策を提案することができます。
日本サンゴ礁学会の保全・再生の活動や行政機関・NPOなどの活動に研究成果をリンクすることによって、共生・共存系を構築することを目指します。さらに、国際的な連携と情報発信に基づいて、サンゴ礁域、とくに途上国のサンゴ礁再生のために成果を活かします。 |